少年時代

私は、1971年秋田県秋田市に生まれました。
幼いころは家の周りが田んぼに囲まれていたので
毎日暗くなるまで走り回っていました。
春はワラビなど、山菜採りにも出かけました。

当時父は秋田大学教育学部数学科で教授をしており、秋田大学附属小学校の校長も歴任しました。
小学校の算数の教科書にも著者として関わっておりました。
やんちゃ坊主にだった私にも決して声を荒げて叱ることのない、おだやかな人です。
母は専業主婦で、家庭を守り夫を支え家族を愛する、温かく穏やかな女性でした。

秋田県立秋田高校に入学して、1年が経とうとした冬、私は母をガンで亡くしました。
何もする気が起きない無気力な時間を過ごす中で、何とか高校には通い、
皆勤賞で卒業出来たのは、一重に支えてくれた家族と友人のおかげです。

母の死に向き合った時、ふと「人の役に立てるような技術を身に付けた仕事に就きたい」そう思いました。
小さい頃からプラモデルを作るのが好きだったり、絵を書いたりしていたのもあり、
周囲のかたから、歯科医師を勧められ、1991年に国立新潟大学歯学部に入学しました。
歯学部に入学した時、「病気を治せる歯科医師になろう」そう心に決めました。
きっと亡き母が、そっと背中を押してくれたのかもしれない…今となってはそう思います。

大学時代

大学時代はサッカー部に所属しておりました。現在はTV観戦で楽しんでおります。
留年することもなく無事に６年で卒業。同年、国家試験を受験し、晴れて歯科医師になることができました。
大学卒業時、既に高齢化社会は始まっており、これからさらに歯を失い、お困りになる方が増えることを考え、
高度な知識、技術を得るために同大学大学院に進学しました。
大学院時代には歯科診療と研究の両方を行っておりました。
大学院では入れ歯を専攻し、入れ歯がお口の中でどのように動いているのかを世界に先駆けて研究し、その結果、
従来考えていたような入れ歯の理論と は異なることを発見しました。
この研究結果を学会で発表したところ、2001年第104回日本補綴歯科学会学術課題講演においてコンペティション優秀賞を受賞しました。当医院 では新しい入れ歯理論に基づいて入れ歯を制作しております。
大学院卒業後、新潟大学歯学部補綴学第一講座医員を経て、2003年同講座病院助手に就任しました。助手時代は診療、
研究に加え、学生の教育、指導も行いました。
大学病院での診療は咬み合せ、入れ歯について主に行っておりました。
ある時、群馬県で開業していた大学の先輩が過労で倒れたため、大学病院を辞め、倒れた先輩の代わりに働きました。先輩の具合も回復してきた頃、別の先輩からお声がかかり、山形県の米沢市に新しく歯科医院を開院するお手伝いをしました。

開業〜現在

山形県米沢市で約１年半程働いた後、
2004年８月にデンタルアートオフィスを秋田県秋田市に開院しました。
2008年新潟県上越市にて「自由診療とメンテナンス」講演
当医院で行っている治療や、治療後のメンテナンスについて講演しました。
2008年新潟大学歯学部にて「なぜ自由診療なのか」講演
歯学部の学生、研修医など、若手の先生に自由診療について興味を持ってもらえるよう、当医院の取り組み、大学では教わらない自由診療について講演、ディスカッションを行いました。
2012ミス・ユニバース・ジャパン　秋田大会にて「美しい歯」講師
2013ミス・ユニバース・ジャパン　秋田大会にて「美しい歯」講師
毎年何度か歯科医師や一般の方向けに講演を行っております。

趣味

県内外ドライブするのが好きです。
なぜ自由診療専門なら、東京で開院しなかったのかと聞かれれば、
「秋田という土地が好きだから、ここで生活したいと思っていたから」です。
秋田を含め、東北は自然が多く、四季折々きれいな景色が眺められます。大学時代から、開院まで１０年以上
秋田を離れ、秋田の知らないところもまだまだ沢山あります。写真を撮ったり、きれいな景色、空気に癒されています。
食べ物の好き嫌いはほとんどなく、食べる事が好きなので、海の幸、山の幸など美味しい物を食べに行ったりもします。
仕事柄、なかなか長期の休みはありませんが、東北といえば温泉と言われれるくらい温泉地も多いので、休日には温泉に行ったりしています。

専門である口腔以外の全身の健康にもとても興味があり、医者の不養生にならないよう、毎日の生活がより健康で、豊かになるようにしたいと思っています。